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This blog is Written by Y・K,Template by ねんまく,Photo by JOURNEY WITHIN,Powered by 忍者ブログ.
財政難に陥っている小国ドゥーイ、国王コウの命により設立された特殊実行隊、その中の実行部活動を気の向くままに書いているブログです。
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HN:
Y・K
職業:
特実隊実行部隊長
趣味:
食べる、ひる寝、遊び、空想、のんびり
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「フフフ、里へは歩いて帰るのかな?」
「なんじゃとっ?」

「ハミル貴様もしかして
童のフロンティアになにかしたのかぇ・・・」

 一応畏まって王と言っていた遊だが
その言葉に思わず名前を呼び捨てし、
子供のころからの相棒、地龍の元へと走りだす。


 城の厩舎の奥へと向かうと
そこへ居たはずの地龍が消えていた。


 近くに馬番がいたので掴みかかり事情を聞いた

「わわわわ童の地龍は何処へやったのじゃ?」

馬番が遊に首根っこを抑えられながら答える

「あたた、今朝、こっ早くに王様と借金取りが来て
連れて行っただ」

「ぬぅわんじゃとぉ~童のフロンティアが
黙って連れて行かれるわけが無いであろう」


「いでででで、それが最初は嫌がってただが、
借金取りと一緒に来てた魔法使いが地龍の耳元で
何か話したら大人しくなってついて行っただよ、
他はしらねじゃはなしてけろ」


 遊は馬番を放すと、急いで物見櫓へ駆け登り
周囲を見渡す。

 城へ続く道はもちろん周囲の森も注意深く見回したが
何処にも地龍どころか人影すら見えない。


 遊はハミル王の元へ走って戻ると
ドアを蹴り開ける。

― ドガッ ―


「童のフロンティアをどこへやったのじゃ!」

「にっちもさっちも行かなくてな、
借金のかたにもっていかれた・・・」

「フロンティアは童の相棒で
おぬしのではないであろう!」

「この前支払い分を待ってもらう代わりに
地龍がほしいといわれて連れて行けるものならと・・・
うぉ」

 ― ギリリッ ―

 遊はテーブルの上を走りよると王の胸倉を
掴み締め上げる。

 慌てて回りの者たちが引き離しにかかるが
まったく引き離せない。

「わわわわ・・童のフロンティアを、
かかか勝手に・・・・」

「うぐぐぐっ 首が絞まる・・・
おっ落ち着け、先ほどの件に協力してくれれば
稼げる、支払いを済ませば、あの地龍も返してくれる
やくそだ・・・」


「はっ! 解るものかっ! フロンティアを
連れて行ったのは何処の借金取りじゃ? 
童が事情を話し自分で取り返してくるのじゃ!」

 ― ギリリッ ―

「うぐぐぅ・・・連れて行ったのは
ハールキーバの連中だ、話が通じるものか
取り返すのは無理だぞ・・うぐぐ」

「なんじゃと・・・」

 遊の手がぱっとはなされ王はやっと息が
出来るよになる。

「ゴッホゴッホッ・・・ゼー ハー ゼー ハー 
・・・幾らおぬしでもハルギーバの連中が相手では
無理であろう・・・」


「なんということを・・・おぬしあそこからも
貸借しておったのかぇ・・・」





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― コンコンコンッ!
    コンコンコンコンコンッ! ―


「うるさいのぅ・・・開いておる入るがよいぞ」


 
 ― ドッン! ガチャッ! ドッン! ―

 勢いよく開けられたドアが壁に当たり跳ね返る。

「あわただしいのぅ、何用じゃ?」


「遊殿っ! 王様が晩餐をご一緒にいかがかと
お呼びでございます。」

 使用人たちがいなくなり、わずかに残っている
兵士が王の用件を伝えにやってきた。





 
 部屋の主は少女のような見た目のドワーフの娘
遊である、かつてこの国の建国に多大な貢献をした
三英雄・・・ではなく、その中の一人と知り合いに
なり、その英雄に付いてきて、英雄がこの城を去った
後もここに残っている客員貴族だ。



 そして王には内緒だが三英雄の一人と知り合いと言っても
居酒屋で知り合い意気投合してそいつに「いい宿を
世話してやる」と言われてつれてこられ以来ここに
居座っているだけである。



 部屋を出て案内の兵士に付いて歩きながら
遊は思う・・・


 最近この城の主は、なにやら財政難で
あたふたしはじめておる、居候もそろそろ潮時かもしれぬ、
荷物をまとめておいて正解じゃこの晩餐が良い機会じゃ
おいとまの挨拶をしておこうかのぅ・・・




 兵士に案内され食堂につくと王と数人の者達が
すでにテーブルに付いていた。

テーブルの上に並べられた食事は財政難ときいていたの
割にはとても充実したものだった。


 久々に美味しい食事と酒を堪能し終え、
遊は王に尋ねた。



「王よ、三英雄に招かれ客員貴族としてここにいるだけの
童にこのようなご馳走を振舞うとは何か頼みごとでも
あるのかぇ?」

「遊殿、そなたも、この国の窮状はうすうす
気づいておることと思う」

「私自らも色々手をつくしておるが、恥ずかしながら
どうにもままならなくてな・・・・・・」

 その後王の挫折話などが
くどくどと小一時間も続く・・・



 あ~でもないこーでもないとのらりくらり話す
王に遊はとうとう我慢できず口を挟んだ。

「要点を言ってもらえぬかぇ?」


「そうだな、要点を言おう、実はそなたに頼みたいことが
ある。」

「そうじゃな、いままで色々世話になったゆえ、
童にできることなら受けてもよいぞ」


 王は童に財政を立て直すための試験的部隊を任せたいと
申し出た元でや情報は渡すのでやってみてくれぬかと・・・・



「王よすまぬのぅ、童は商売はやったことがないゆえ
お断りさせてもらうのじゃ」

「それはできぬな、そなたは断れぬ理由がある」

 遊が断ると間髪いれず自信たっぷりに王は断れない
理由があるといった。


「その理由とやらは童にはまったく思いあたらぬ、
童は里へ帰るゆえ、他の逃げなかった城の誰かに
頼むがよいぞ」


「フフフ、里へ帰る?さて・・・里へは歩いて帰るのかな?」

「なんじゃと?」


 遊の心のうちに悪い予感が広がる。
プロローグ


―― 王様、国王様・・・・
 どうした?

   王様何処かに隠し財産などありますでしょうか?

唐突になぜそのようなことを聞く?

   大変申し上げにくいのですが、
国庫がそろそろ空なります。

隠し財産など持っておらぬぞ、何とかならぬのか?


 はい、現在切り詰められる所は切り詰め収入を
そのまま支払いにまわしておりますが
毎月の支払いもままならない状態でございます。


 このままではあと数ヶ月後には国庫が空になり、
わが国は破産でございます。

何だと! 何故今ごろになってそんなことを言うのだ!
  
   以前から申し上げておりましたが
王様は聞き入れて下さらなかったではございませんか
 すでに私も数ヶ月お給金を頂いておりません、
義理は果たしました。

 今日限り城を出させてもらいます。

 それでは、お体に気をつけて・・・


 待て! セヴァスチャンまたぬかぁ~~~~!



ーーーーーーーーーーーーーーー

 また、あの夢か・・・
請求書の山と格闘している間に居眠りをしていたらしい、

 あの日、執事長のセヴァスチャンが去り、
その日を境に次々と城の者たちもいなくなってしまった、
今では、数人の使用人と居候のドワ―フが
一人いるだけになってしまった。


 とりあえず残った忠義ある者たちが日雇いなどで稼いだ
金をまわしてもらい食いつないでいるが
支払いにまわすほどの余裕は無い、
さりとて自分も働こうと思っても以前戦場で痛めた
腰の所為で満足に歩けない、さりとて体を使わない
商人のような頭を使う稼ぎ方など見たことも
食べた事も無い・・・


 さてどうしたものか・・・
このまま破産までの日数を数えるしかないのか?

 すでに王とは名ばかりの城の主は悩んでいた、
そんなことを悩みながら魔法掲示板を見ていた
そのとき一通の広告に目が釘付けになった。


 「あなたも、魔法掲示板に書き込むだけ、
あとはほったらかしで稼げる!」

・資格も試験も要りません初心者でも簡単です。
・魔法掲示板があれば誰でもできます、すぐ始められます。
・毎日記事を書く必要はありません。
      
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 これだ!

これなら出来そうだすぐ買って試してみよう・・・・








  ― 数日後 ―




 挑戦してみたが、ほとんど稼げないではないか
サイトとやらを作ってみた。
アフィリリンクとやらも貼ってみた。

 でも、回りが言ってるほど収入になっとらん。

 ホームページエディタとやらを買ってきて
HTMLとやらで数ページ作ってみても、
収入と呼べるほどは稼げないのだ。

 なけなしのお金でアフィリエトの本や商材も買ってもみた、
店の親父に煙たがられつつ雑誌も立ち読みもした、
   
 でも、どれも書いてあることは
「記事を書いてアフィリエイトバナーを貼る」って
方法を解説するだけだった。
   

 えぇ~い どうやったら稼げるのか具体的に
書いてる書物はないのか!


 SEO?検索上位表示?キーワード?ニッチ?
ロングテール?何だそれは?

 調べて読んでもさっぱり解らんぞ・・。。;
初心者でもできると書いておったではないか!

「稼げる系マニュアル」のほとんどが専門知識を
必要なのでは初心者には無理なのではないか?

   
「パソコン素人が作ったサイトで○十万稼いだ」
なんてマニュアルを買ってみたが、中に書いてあるような
サイトやブログなど難しくて作れない。

 だいたい「パソコンド素人が~」のど素人が
このようなマニュアル本を作れるわけないのではないか?
そばにそれを作れるよう手助けしているものがいたから
出来たに違いない。


 しかし、自分の周りにはそのような者はおらぬ

 とりあえず本を読みながら行動してみた。

  ブログのカスタマイズ?
ふむふむ・・・

 むむっサイドバーとやらが下に落ちたぞ・・・
表示が戻らぬ・・・治せぬこれは壊れたのではないか!?

   
 ダメだ、一気にヤル気がなくなった。

王はマウスを床に投げつけようとしたが
壊れると替わりはないので
クッションに向かって投げつけた。


 
「ブログアフィリだと………
 まったく楽では無いではないか………。」
   

そう呟くと引き出しから残り少なくなった
酒を取り出して呑み干しソファーに倒れ込む。
   

 ・・・数分後いきなり起き上がると呟いた。

「城には我以外にもまだ家臣がいるではないか、
奴等にやらせればあるいは・・・」


 

 こうして王命により、城内で比較的時間がある人々が
集められ、王直属の新部隊が設立された。

 その一つが「第03特務実行隊」である。


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